Ph. © M. Pelletier / Gamma |
フランスの小説家。インドシナ生まれ。パリ大学に学ぶ。静かな熱狂と底知れぬ不毛の予感が同居する情念の世界を、心理分析を無視した凝縮された文体で表現。代表作に『モデラート・カンタービレ』(1958)、『ロル・V.シュタインの歓喜』(1964)など。また映画製作にも手を染め、『ヒロシマ、私の恋人』(1959)、『インディア・ソング』(1975)などが名高い。『愛人』(1984)では自伝的な素材を扱い、ベストセラーとなった。
(『読んで旅する世界の歴史と文化 フランス』新潮社)
〔主な作品〕
- 『太平洋の防波堤』(1950)
- 『モデラート・カンタービレ』(1958)
- 『ロル・V.シュタインの歓喜』(1964)
- 『ラホールの副領事』(1966)
- 『愛人』(1984)
〔参考〕
- マルグリット・デュラス著作解題 in 立教Roots (PDFダウンロード)
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